B型肝炎は、主に血液を介して感染するウイルス性肝炎の一種。
潜伏期は50〜180日。母子間や幼少期の感染は症状のないまま持続感染者となり、慢性肝炎となると放置することで肝硬変、がんになる恐れがある。
国内のキャリアーは100万人以上と推定される。
ワクチンの効果により、母子感染は低下している。
疲労感、吐き気、嘔吐、黄疸などの症状となり、時には発疹、関節炎、糸球体腎炎が見られる場合がある。
キャリアーが慢性肝炎を発症する確率は1割程度。
感染ルートが感染者の血液であることから、予防接種などの注射器の使いまわしは、1950年代から危険性を指摘されていた。