虫歯などで歯が欠けた場合に使われる銀色の詰め物のことをアマルガムと呼ぶ。
アマルガムは50%が水銀、その他が銀で構成されており、加工しやすくコストも安い。
その場で充填できるため、型をとって歯科技工士が作製する場合にくらべて、通院回数が少なくてすむ。
近年、アマルガムに含まれる水銀が体に害を及ぼす可能性が指摘されている。
アメリカでは、自閉症の原因になったとして訴訟問題まで起きている。
アマルガムには、長く人体に金属が接していることからアレルギーで全身の皮膚炎などが起こる恐れがある。
そして、アマルガムに含まれる水銀が除々に溶け出すことにより、この水銀が神経に影響を及ぼし、不眠やめまい、頭痛などを引き起こす可能性があると医療関係者の間で問題となっている。